ホンダ VRXロードスターのエンジン不調との事で整備の依頼です!
お客様の話を聞いた感じではキャブレターの詰まりのようです。
お預かりした段階で排ガスの数値を測ってみると…
ちゃんと燃えていないのがわかります。
未燃焼ガスがそのまま排出されちゃっています。
火花は問題なかったのでエンジンの圧縮を測定。
圧縮も問題ないですね。
と、言うことでキャブレターの清掃作業に入ります。
スプレーで洗浄した段階で詰まりは解消していたのですが、せっかく部品待ちの時間があるので漬け込み洗浄です。
キャブレターの油面等もメーカーからサービスデータを取り寄せて再調整します。
写真ではわかりにくいですがバイスターターのゴム部分が硬化して段付き摩耗しているので交換します。
チョークがちゃんと働いていればOKと思われがちですが…
ゴムの硬化や段付きによってバルブの閉じが悪くなった事が原因で燃調が狂ってしまい長時間のアイドリングやエンジンブレーキ後に回転数の落ち込みを引き起こしてしまっている事がよくあります。
エアクリーナーエレメントも汚れと痛みが酷いので交換です。
キャブレターの同調を取り。
排ガスの数値も正常に戻りました!
後は通常の定期点検作業です。
ブレーキフルード交換。
ラジエターファンの作動温度チェック。
充電電圧のチェック。
等々、様々な点検を行って完了です!
Vツインエンジンの心地よい低回転の鼓動が蘇りました!
バイクの整備や点検等、お気軽にご相談ください!